ジェダイト翡翠

 

Orient Concepts で販売・収集している翡翠は主にジェダイト翡翠です。翡翠市場で取り引きされる最高級品質のジェダイト翡翠は主にミヤンマー産で、香港の人たちはよく「ミヤンマーの硬玉」と呼んでいます。中国では約二百年ほど前の秦の時代にジェダイト翡翠が人気を集め、その鮮明な緑色、紫色、黄色、赤茶色によって人々を魅了しました。そして中国ではそのころから工芸と取引のためにミヤンマーからジェダイト翡翠を輸入し始めました。

フレッド・ワード氏著の”Jade”にもあるように、「宝石が唯一の産地と唯一の市場を持つことは珍しい。しかしジェダイトの値付け市場の頂点では、ミヤンマー産のものだけ価値があると見なされる。」

ジェダイト翡翠の人気が高いのは、その美しい色が結晶の組み合わさった感触と完璧に融合するからです。ジェダイト翡翠には主に、白色、紫色(ラベンダーとも呼ばれる)、緑色、黒色、黄色(淡茶)、赤色(深赤茶)の六色があります。

カット前のジェダイト原石には多くの場合一色以上の色が混ざっています。経験ある翡翠職人は完成品がその石の特徴を引き立たせるよう、色のコントラストと流れを考慮しつつ加工します。つまりこの世に同じ翡翠は2つと無いわけです。