A、B、Cクラス分け
香港と中国大陸において翡翠はA, B, Cの三つのクラスに分けられます。それではAクラスが一番高品質で値段も高く、Cクラスは品質も低く値段も低いのかというと、必ずしもそうとは限りません。
このクラス分けは薬品などを使ってトリートメントされている物とされていない物を区別するために行われています。つまり薬品でトリートメントなどの加工を施して見栄えを向上することによって値段がつり上げられていることもあり、それは加工されていることを知らない、もしくは分からないバイヤーにとっては大きな問題なのです。当然ですが、天然で薬品加工を施していないAクラスの翡翠は、加工を施して見栄えが同じくらい良くなったBクラスやCクラスの翡翠よりも高い価値があります。
つまり本物の翡翠コレクターにとって、BクラスやCクラスの薬品を使って加工を施した翡翠は価値は無いに等しいわけです。